Brave new hope〜yell for YUZU

もうすぐアイスショーで、羽生結弦選手の来シーズンのショートプログラムが披露されると報道がありました。ファンとして楽しみな気持ちはもちろんですが、正直複雑な想いもあります。
今シーズンのプログラムには、私には忘れられない深い想い入れがあったから。
ショートプログラムのショパンのバラード第1番は、数ある楽曲の中でもダイナミックで美しい、いつかは弾いてみたいと思っていた楽曲。この楽曲に色があったなら、形があったなら、きっとこんな風だったと思えるくらい完成度の高いプログラムでした。
フリープログラムのオペラ座の怪人は、映画化された作品を何度も繰り返し涙した作品。愛のあまり狂気へと変わっていく醜悪なファントムを美しい彼が演じるからこそ、胸を打つプログラム。ラストのイナバウアーに込められた嘆きの感情は演技を超えた何かがなければ表現できない世界でした。
その初舞台は、思いもかけない悲劇から始まり、激動のシーズンの最後の舞台である代々木で、本当に最後の演技をライブで観られたことは、私にとって本当に特別なことでした。
ずっと応援する気持ちに変わりはないけれど、今後どんなスケーターが現れても、今シーズンの羽生結弦を超えることはないでしょう。それは、来シーズンの羽生結弦でも無理かもしれない。
激動のシーズンを終えて、健康で幸せな笑顔あふれるシーズンになりますように✨
たくさんの勇気と感動をくれたあなたに心からのエールを送ります。