絶対王者の証明

歴史的瞬間…
フィギュアスケートの新時代の幕開け
伝説が造られる時
その瞬間を私たちは確かに目の当たりにしました。夢のスコアと言われた300点。それを遥かに超える数字がアナウンスされました。
322.40
それは彼が他のスケーターではなく、自分自身に勝った瞬間でした。

陰陽師SEIMEI
平安時代に悪霊を祓ったとされる安部晴明を演じるプログラム
シンプルな和の音楽に乗せての鮮やかな4回転サルコウからそれは始まりました。
2度目のトゥループが決まったところから、絶対的なオーラに包まれて誰も止めることができない領域にあるのだと感じました。
華やいだ旋律に乗せてのスピン、ステップから曲調が変わると、会場中が静寂に包まれて後半の4回転コンビネーションジャンプへ…鮮やかなランディングが決まると、続くトリプルアクセルから次々に繰り出されるジャンプはまるで花火のクライマックスを見ているようでした。
ラストの力強いステップは、2012年のニースでのロミオとジュリエットを彷彿とさせる圧巻の演技
クライマックスに会場がどんな状態になっているかはテレビの前でも十分に伝わりました

フリープログラムだけで200を軽く超えてくることは確信しましたが…

見たこともないスコアに

自分でもびっくり!
日本語のアナウンスがわからず、一瞬遅れて歓ぶオーサーコーチとお互いを讃え合います。

さっきまで平安時代の陰陽師が降臨して異次元の世界にいたのが嘘のよう、いつもの無邪気な羽生選手です。
開催地の長野と名古屋を言い間違えて照れるところも

思えば去年のアクシデントから、これでもかとばかりに続いた逆境の中、決して諦めることなく頑張ってきた羽生選手。
どうかどうか今年は健康でケガなくシーズンを充実したものにして欲しいと願い続けた私たちの思いを、想像を遥かに超える次元で実現してくれました。

表彰台には、フィギュアスケートの新時代を築く担い手になるのは間違いないボーヤン選手、そして国別対抗戦でも共に健闘した無良選手が。
さあ、つぎの舞台はグランプリファイナル✨今度は絶対王者の風格を身に付けた21歳の羽生結弦に心からのエールを!